今回は、粒あん入り水羊羹のカップ詰めに充填機を導入する場合のポイントと、最適な充填機のご紹介をしたいと思います。
粒あんが入った水羊羹は温度によって粘性が変化しやすい充填物なので、充填作業スピードが勝負です。熱々の粒あん入り水羊羹を手作業でカップ詰めする場合、お玉などですくって入れる際にカップや瓶のフチに付着して汚してしまったり、粒あんの量に少しでも偏りがあれば重量が変化してしまったりなど、品質が一定に保てなくなるとご相談いただくことが多いです。充填機を導入することで素早く一定の品質で充填したいところですが、粒あん入り水羊羹をカップ詰めするときに気をつけるポイントがあります。
充填作業を機械化するときのポイント
水羊羹は粒あんの大きさや柔らかさもお客様によって異なります。なかには、充填機を通すことで粒あんが潰れてしまい食感が損なわれてしまうこともあります。また、水羊羹は温度によって粘性が変化しやすいため、充填スピードと具材の潰れにくさをポイントに最適な機械を選ぶことが大切です。
カップ詰めできる充填機の選び方
手作業では大変だった粒あん入り水羊羹のカップ詰めも最適な充填機を導入すれば、少人数で効率良く作業を行うことができ、誰が作業しても品質を一定に保つことが可能になります。温度により粘性が変化する水羊羹は、どの温度で充填したいかによって最適な機種が異なります。液状でカップ詰め充填をする場合は、熱々のうちに充填できるような温度耐性とスピードのある充填機を選ぶのがよいでしょう。
また粒あんが入っている場合、機械に通すことで粒あんが潰れてしまう恐れもあります。味や食感を左右する粒あんが潰れてしまっては、せっかくのこだわりが失われかねません。そのため、粒が潰れにくい機械を選ぶこと、実際に使用する時のように出来立ての状態の粒入り水羊羹を用いてデモンストレーションを行うことをおすすめしています。
最適な充填機はオールエアピストン充填機(PSZD)
充填機メーカーナオミの場合、粒あん入りの水羊羹の充填に最適なのは、オールエアピストン充填機(PSZD)です。オールエアピストン充填機(PSZD)は充填物温度は100℃まで、加えて処理能力が約3秒という速さですので、出来立て熱々の粒入り水羊羹を高速充填することができます。また固形物を潰しにくい性能を持っているため、粒あんへのダメージを最小限に味や食感を損なわずに充填できます。カップ以外にも瓶やガゼット袋などの容器にも対応可能です。また、電源不要のシンプル構造なので、設置場所にも困らず洗浄・分解作業が簡単に行えることも作業負担を軽減できる魅力の一つです。
粒あんなど固形物が入っていないシャバシャバした質感の充填物でしたら、チューブポンプ式の液体専用であるハンディ充填機(6DTZ-T)をおすすめしています。ハンディ充填機(6DTZ-T)の詳細はこちらから
粒あん入の水羊羹は性質によって最適な機種が異なる場合もあるので、充填機メーカーナオミでは事前にデモンストレーションをさせていただいています。営業担当が充填物や充填方法に合わせた最適な機械をご案内いたしますので、まずはお気軽にご連絡くださいね。
機種名 | オールエアピストン充填機(PSZD) |
主な充填物 | カレー、ソース、羊羹、ジャム、あんこ など |
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