タルタルソースは家庭や飲食店だけではなく、テイクアウト需要の拡大に伴い、お弁当やパック総菜などにも多く使われています。以前は瓶詰めが多かったのですが、最近では環境への取組みやコスト削減、消費者が捨てやすいという観点などからスパウトパウチや絞り袋商品の人気が高まっています。
タルタルソースのような粘性のある充填物は、手作業だと手袋や器具に付着しやすく、また、スパウトパウチのような口の小さいものに詰めるのはとても大変ですよね。充填機を導入して機械化をすれば改善が期待できますが、その際に気を付けておきたいポイントがいくつかあります。今回は機械導入のポイントとタルタルソースの充填に最適な充填機のご紹介をします。
目次
1.タルタルソースの充填を機械化するメリットと注意点
タルタルソースの充填は充填機を導入して機械化することによって、作業の負担が減るだけでなく作業効率や生産数を上げることが可能です。また、スパウトパウチや絞り袋などの容器を汚しにくくなるので充填ロスを防ぐことにも繋がります。ここでは、充填機を導入する際に気をつける2つのポイントをご紹介します。
①充填物の特性に合わせて最適な充填機を選ぶ
タルタルソースと一括りにしても、マヨネーズのような液体物に近いものから、具材がたっぷり入っている粘性の高いものまで質感はさまざまです。玉ねぎやピクルス、卵などの細かな具材が入っている場合は、機械に通すことによって具材を潰してしまう可能性もあります。そのため原料の粘性に合った最適な充填機を選ぶことが大切です。
②導入前には必ずデモンストレーションを実施する
最適な充填機を選ぶためにも必ず導入前にはデモンストレーションを行いましょう。テストに使用する充填物は、実際に使用する時と同じ出来立てのもので行うことをおすすめします。そうすることで、充填機を導入した後に原料の品質の変化や充填できないなどのトラブル防止に繋がります。
2.最適な充填機はオールエアピストン充填機(PSZD)
オールエアピストン充填機(PSZD)はタルタルソースのように粘度があり、具材が入っている充填物に適しています。オールエアピストン充填機(PSZD)の優れた機能や特徴をいくつかご紹介します。
①スピーディーな充填が可能
充填物により異なる場合がありますが、目安として100gをわずか約2秒から3秒で充填可能ですので、作業スタッフが少人数でも生産効率をあげることができます。
②定量充填はフットペダル1回押しでできる
あらかじめグラム数を設定しておくと、フットペダルを1回押すだけで絞り袋やスパウトパウチにも簡単に定量充填ができます。操作が簡単なうえに正確な充填が可能ですので、充填作業による負担が大幅に軽減されます。
③オールエア駆動で安心安全
電源不要で空気によって稼働するコンパクトな充填機ですので、置き場所に困りません。また作業場で水をよく使用する場合でも、感電や漏電の心配なく安心安全に作業ができます。(※別途コンプレッサーが必要です)
また、タルタルソース以外にハンバーグソースやトマトソースなど、多品種の充填を1つの充填機で実現したい場合は、専用ヘッドを交換するだけで1台の充填機で液体・粘体・粉体充填が出来るパズル充填機(RD703)がおすすめです。(パズル充填機の機種詳細はこちらから)
充填機メーカーナオミでは、担当営業が現場まで直接お伺いしてデモンストレーションをさせていただいています。充填物や充填方法に合わせた最適な機械を営業担当がご案内させていただきますので、心配ごとやご不明な点などまずはお気軽にご連絡くださいね。