今回は、魚の切り身に西京漬けのタレを充填する方法についてご紹介します。パックやトレーに入った魚の西京漬けは、電子レンジで温めたり、焼いたりするだけで食べられるのでとても便利ですよね。この西京漬けのパックを製造するには、深絞り包装機とタレ充填機を連動させることで生産数を大幅に増やすことができます。
1、深絞り包装機とは
深絞り包装機、聞きなれない言葉ですよね。深絞り包装機とは袋詰め充填ではなく、ロール状にまいたフィルムを機械がパック状に加工し包装する機械です。5枚切りのハムやレトルトハンバーグ、コンビニのサラダチキンなどで使われている包装が、深絞り包装といわれるものです。食品工場では、深絞り包装機と充填機をセットで使用して商品を製造するケースが多いです。
2、深絞り包装機とセットで使用する充填機
深絞り包装機に入った魚の切り身に西京漬けのタレを定量でかけるのが、充填機の仕事です。上記の動画は、切り身魚を8か所同時に充填しています。小型充填機は、1つ1つ充填しているのが一般的ですが、このように同時充填ができる機械もあります。こちらの充填機は『多連充填機』と呼んだりします。
魚の切り身に西京漬けのタレをかける充填機を探しておられる方は、同時充填であれば、多連充填機(マルチチューブポンプ充填機)が最適です。1つずつ定量で充填する場合は、小型充填機のハンディ充填機(6DTZ-T)が最適です。
この2機種はタレがサラサラの場合に最適です。少しトロみがあるタレを充填したい場合は、別機種になるので、ぜひ一度充填機メーカーナオミにご相談ください。