梅ペーストの商品は瓶詰めやチューブのものが定番ですが、最近では場所を取らず捨てやすいスパウトパウチに充填された商品も消費者から人気を集めています。梅ペーストの充填作業はチューブや瓶の口が小さい場合が多く、大変な作業になりますが、充填機を導入して機械化することによって作業の負担が軽減され、少人数での作業や大量生産にもおすすめです。
梅ペーストの生産では、梅ペーストのみ製造されている場合や、梅ペーストの他に梅ゼリーや梅ジュースなどを多品種小ロットで生産されている場合もあり、充填目的によって充填機の選び方は異なります。そこで今回は、梅ペーストに最適な2つの充填機を充填方法のニーズに合わせてご紹介したいと思います。
目次
充填物や生産量に合わせた充填機を選ぶことがコツ
充填機を選ぶコツとしては、まずはどの充填物をどれくらい生産したいのかを確認しましょう。
梅ペースト以外にも多品種で生産される場合
梅ペーストの他にも多品種小ロットで梅商品を生産される方には、液体充填なども可能なパズル充填機(RD703)がおすすめです。
梅ペーストだけを数千単位で生産される場合
梅ペーストだけを大量生産される場合は、パズル充填機よりも充填スピードが速いオールエアピストン充填機(PSZD)がおすすめです。
梅ペーストの充填に最適な充填機をご紹介します
先ほどご紹介した目的別の充填機それぞれの特徴やおすすめポイントをご紹介します。多品種小ロットの充填におすすめなのは、粘体仕様のパズル充填機(RD703+RU01)です。
粘体仕様パズル充填機(RD703+RU01)のメリット
- 1台で3役が可能な充填機
パズル充填機(RD703)は、専用のヘッドに交換をするだけで、1台の機械で液体・粘体・粉体の充填が可能です。粘体である練り梅や梅肉とは別に、梅ゼリーや梅ジュース、梅酢などの液体を生産したい場合にも、パズル充填機があれば全ての商品を1台で充填することができます。 - 多品目で少量から設定が可能
20品目の設定が可能で、チューブを変えるだけで多品目の生産が可能です。充填物を交換するときに1回1回設定をする必要がないので充填時間の短縮に繋がります。 - コンパクトで工事不要
家庭用電子レンジほどのコンパクトなサイズなので置き場所に困りません。また、100Vで稼働するので大掛かりな工事の必要もなく、すぐに機械を使い始めることができます。
粘体仕様のパズル充填機(RD703+RU01)の詳細はこちら
また、梅ペーストだけの大量生産におすすめなのは、オールエアピストン充填機(PSZD)です。
オールエアピストン充填機(PSZD)のメリット
- 処理能力がとにかく速い
梅ペーストのような粘体でも、充填の処理速度が約3秒とスピーディーに作業できるので、大量生産をされる方に適しています。吐出口を細いノズルに交換すれば、スパウトパウチにも簡単に充填が可能です。 - 組立や洗浄が簡単
お手入れや組み立て作業が難しいといわれるピストン充填機ですが、PSZDはシンプル構造で分解や組立が簡単なため洗浄作業がラクにでき、いつも清潔に保つことができます。 - オールエア駆動で電源不要
空気によって稼働するので充填機を電源につなぐ必要がなく、漏電・感電の心配がありません。(※別途コンプレッサーが必要です)
もちろん、オールエアピストン充填機(PSZD)は梅ペーストのみ充填が可能というわけではなく、粘性のある充填物全般を得意としていますが、パズル充填機(RD703)の方が機械の組み替えが簡単なので、多品種小ロット生産の場合はパズル充填機(RD703)がおすすめです。
充填機メーカーナオミでは、充填物や充填方法に合わせた最適な機械をご案内しています。ご購入前には営業担当が訪問し、実際に製品を使ってのデモンストレーションも行っています。リモート対応も可能ですので、まずはお気軽にご連絡くださいね。