現在主流になりつつある、スパウトパウチ(主に飲むゼリーに使用されている容器です)ですが、充填方法にはいくつかの種類があります。今回は、代表的な2つの充填方法についてご紹介します。
1つ目は、飲み口(パウチの上部についている円筒形の樹脂)から充填する方法です。
2つ目は、肩口が大きく開いていて、大きな開口部から充填をして、その後にその開口部と飲み口をシールで密閉する方法です。
1つ目の場合、シール機は必要ありませんので、充填→キャッピング(もしくは打栓)で商品が完成します。 ただ、細い飲み口にそれよりも細い充填ノズルを差し込んで中身を袋の中に充填することは、手作業ではかなり難しいです。 液体充填は、まだ手作業でなんとかなる場合もあるのですが、調理味噌や柚子胡椒、アカモクのようなドロッとしている充填物は、手作業での充填は本当に至難の技です。
なので、スパウトパウチの飲み口から充填を希望される方には、充填機を使用して、充填ノズルを飲み口よりも細いノズルを選定されることをおすすめしています。充填機メーカーナオミの場合は、パズル充填機(RD703)という製品が最適です。動画のように、ぺたんこになっているスパウトパウチに、細いノズルを差し込み充填することで、充填と同時にスパウトパウチを膨らませながら充填することができます。
次に、果肉などのある程度の固形物が入っている充填物を充填したい場合は、2つ目の肩口から入れる充填方法がおすすめです。参考までに、肩口から入れる2のバージョンは、その会社独自のデザインの容器が多く、ロット数も何十万個というオリジナルで作ることが多いので大量生産向きと言えるでしょう。
このように、製造する商品によって得意な容器の形が変わりますので、充填物の内容によってスパウトパウチの容器を検討されることがおすすめです。充填機メーカーナオミでは、製造される商品の充填はもちろんですが、様々な現場の経験がありますので、容器の販売はしていないのですが、どのような容器を選定すればいいかアドバイスをさせていただくことも可能です。スパウトパウチの充填でお困りのことがありましたら、ぜひ一度充填機メーカーナオミまでお問い合わせください。
スパウトパウチへの充填は、充填物の特性に合わせて容器の形状と充填方法を考えるのがポイントじゃの。