白菜キムチをカップに詰める充填作業を効率化するために、充填機を導入されている飲食店や漬物販売店などが増えてきています。
キムチのカップ充填に充填機を導入することでたくさんのメリットが生まれます。しかし、キムチは充填物の中でも実は機械化が難しいとされています。充填機の導入を検討されている方々から「本当に白菜キムチのカップ詰めに充填機が使えるの?」というお問い合わせをいただくこともありますので、今回は白菜キムチのカップ充填に充填機を導入する際の注意点と合わせて、おすすめの充填機をご紹介します。
目次
充填機で白菜キムチを充填する際の注意点
充填機を使ってキムチを充填することは可能ですが、白菜キムチは充填機を使う中で難しいとされている充填物の1つでもあります。機械化する難しさの理由は、主に2つあります。
1.充填物が大きく、定量充填が難しい
白菜の茎の部分が大きめな場合、葉の部分よりもさらに重みがあります。そのため白菜が少し多く充填されるだけでも、グラム数に差が生じてしまいます。
2.具材が充填ノズル詰まり、故障の原因になることも
白菜などの具材が大きめにカットされていると、充填機のノズル部分で具材が詰まってしまい、機械故障の原因になる場合があります。
充填機を購入後に「充填できない」「すぐに故障した」というような事態にならないためにも、充填機を導入する際には、事前に注意点を知った上で実際の機械でデモンストレーションをすることが大切なポイントです。充填機にはいくつか種類があるので、テストをすることで充填物の特性や質感に合わせた最適な充填機を選ぶことが可能です。
白菜キムチのカップ充填におすすめなのはオールエアピストン充填機(PSZD)
充填機メーカーナオミの場合、白菜キムチの充填に最適な充填機はオールエアピストン充填機(PSZD)です。この充填機の特徴を3つご紹介します!
1.スピーディーな充填が可能
オールエアピストン充填機(PSZD)を使用することで、200〜300gの白菜キムチであれば、約2〜3秒で充填が可能です。あらかじめグラム数を設定しておき、手にカップなどの容器を持ってフットスイッチを1回押すと、設定しておいたグラム分だけ白菜キムチがノズルから自動で出てくる仕組みです。操作が簡単なうえに正確な充填が可能ですので、充填作業の効率アップが期待できます。
2.充填ノズルの種類が豊富
オールエアピストン充填機は、充填物の状態や用途に合わせて充填ノズル部分はカスタマイズすることができ、シャット弁やエアーシャッターなどのノズルに変更が可能です。最適なノズルを使用することで、白菜などの具材を歯切れよく止め、液だれを防止することができます。手作業と比べてカップ周りが汚れにくいので綺麗に充填ができます。
また、ノズル先端にある刃で充填物をカットできるカットノズルというものがあります。このノズルはオールエア充填機では使用できませんが、ハイブリッドピストン充填機(PS703)であれば使用が可能です。(各種ノズルはオプション品ですので、充填テストやデモンストレーションを行い、最適なノズルをご案内します)
3.オールエア駆動で水をよく使用する工場内でも安心
オ電源不要のオールエア駆動なので置き場所に困りません。また水の多い加工場でも漏電の心配がなく、安全に使用することできます。(※別途エアーコンプレッサーが必要です)
白菜キムチの特性によって充填が難しい場合もありますが、もちろん充填機を使用できる場合もあります。充填機メーカーナオミでは、担当営業が現場まで直接お伺いしてデモンストレーションをさせていただいています。充填物や充填方法に合わせた最適な機械を営業担当がご案内させていただきますので、心配な部分やご不明な点などがあればお気軽にご連絡くださいませ。