ごま豆腐を製造するときは充填作業の工程があります。カップ詰め充填をすると原料の粘性が高いため定量充填が難しく、形も崩れやすいため、手作業でのカップ詰め充填は難しい場合があります。また、ごま豆腐は何度も充填作業をやり直すと味を損なうことがあるため、スピーディーな充填作業が求められますが、高温の原料を手作業で取り扱えば、作業スタッフの方が火傷をしてしまうリスクもあります。
そこで今回は、胡麻豆腐のカップ充填を手作業から充填機を導入して機械化するメリットや、胡麻豆腐のような粘性の高い原料に最適な充填機をご紹介します。
目次
1.ごま豆腐の充填作業を機械化するメリット
ごま豆腐のように粘性が高く崩れやすい原料の充填には、充填機が活躍します。充填機を導入するメリットは、決まった量を正確にカップの中に充填できることです。充填機は1回ボタンを押すと、あらかじめ設定した容量が自動でカップ容器に充填されるため、素早く定量充填することが可能で、カップなどの容器を汚すこともなく綺麗な仕上がりになります。胡麻豆腐のように出来立てのうちにスピーディーに充填しなければならない原料の場合は、充填機を導入することで、より充填作業が効率化できます。
また、高温の原料が入った重い容器を充填作業中にずっと持っておく必要もなくなるので、作業スタッフの方の火傷や腱鞘炎などのリスクを防ぐことができます。ごま豆腐以外にも、ある程度の粘性があるジーマーミー豆腐やピーナッツ豆腐などにも対応できるため、1台で複数の充填物を充填することが可能です。アレルゲンなどの問題がある場合は、2台の充填機を導入する必要も出てきますので、充填機を使ってどのような充填物を充填したいのか、事前に充填機メーカーにご相談いただき、最適な充填機の機種を提案してもらうことをおすすめします。
2.ごま豆腐の充填におすすめの充填機はオールエアピストン充填機（PSZD）
胡麻豆腐のような粘性のある原料の充填に最適な充填機は、充填機メーカーナオミのオールエアピストン充填機（PSZD）がおすすめです。充填機の特徴やおすすめポイントを3つご紹介します。
①特殊ノズルで定量充填
オールエアピストン充填機で胡麻豆腐の充填をする場合は、動画のような専用の特殊ノズルを使います。特殊ノズルを使うことで、カップの中にあらかじめ設定した量を綺麗に充填することが可能です。
②高温の原料にも対応
オールエアピストン充填機は、耐熱温度は100℃まで対応しているので、原料が熱々でも安心して充填することが可能です。出来立てのうちに充填ができるので、美味しさを保つことができます。
③スピーディーな充填が可能
オールエアピストン充填機は、1ショット約2〜3秒で充填することができます。手作業と比べて作業時間が短縮されるので、効率よくカップ詰め作業を行うことが可能です。実際に充填スピードが3倍から4倍にも上がったというお客様のお声もいただいています。
3.充填機を導入する際の注意点
ごま豆腐の充填で充填機を導入する場合の注意点は、ごま豆腐の粘性によって特殊ノズルから原料がうまくカップへ充填できないケースがあります。そのため充填機メーカーナオミでは、事前に原料を使ったデモンストレーションをさせていただきます。担当営業が現場まで直接お伺いしたり、リモートでの対応も可能ですので、まずはお気軽にご連絡くださいね。
