今回は、どぶろくの充填方法と最適な充填機種についてご紹介します。
年齢が若い方は「どぶろく」と聞いても、ピンとこないかもしれませんが、お酒の一番原形と表現するとわかりやすいかと思います。日本酒も、どぶろくも、「お米と米麹と水」を発酵させたものですが、それを濾過しているかどうかの違いと考えればいいでしょう。どぶろくは濾過していないので、お米のツブツブが残っています。これはお米本来の甘みが残り、これが美味しいというファンも多いです。
どぶろくなどのお酒を充填する時に気をつけたいのは、特にガラス瓶に充填する場合です。なぜかというと、ガラス瓶は、ペットボトルのように重量や厚みが一定ではなく、ガラス瓶自体の重量にバラつきがあるのです。そのため、液面だけを揃えて充填をすると、充填量(グラム数)にバラつきが出ることがあります。その点、計量ユニットと連動した充填機であれば、確実に必要なグラム数を充填できるので安心です。
特に「酒類」は、一般的な清涼飲料水と違って「酒税法」という厳密な税金制度がありますので、正味量には特に注意が必要です。ちなみに蛇足ではありますが、個人が勝手にお酒を造ると法律違反になるので、ご注意くださいね。どぶろくや甘酒などの充填で、精度よく充填をしたい場合は、充填機メーカーナオミのハンディ充填機(DTZシリーズ)がオススメです。計量ユニットを使用するため、精度よく充填することが可能です。
DTZシリーズは2機種あり、液体充填の場合は寸胴から吸い上げることができる、6ZRタイプが適しています。また、寸胴から吸い上げることが難しい少しトロみのある充填物(ケチャップよりもトロみがある充填物)には、ホッパーから充填物を投入して充填する8DTZK-Wタイプが適しています。どぶろくやお酒、甘酒などで充填機を導入したいと考えておられる方は、ぜひ一度充填機メーカーナオミまでお問い合わせください。