チャンジャは、居酒屋はもちろん、スーパーの水産加工コーナーや惣菜売り場でもよく目にします。チャンジャは、タラの内臓を唐辛子やニンニク、コチュジャンやごま油などの調味料と一緒に漬け込んでいるため、粘度が高くドロっとしていることが特徴です。そのため、瓶詰めやカップに定量充填する際に、手作業だと容器などにタレが付着しやすくなり、充填作業に時間がかかったり食品のロスになってしまったりと作業効率が下がってしまいます。
そこで充填機を導入した機械化をおすすめしたいのですが、チャンジャなどのキムチは充填作業の機械化が難しいといわれています。今回はチャンジャの充填を機械化することがなぜ難しいのか、その理由と合わせて最適な充填方法をご紹介します。
(参考記事:白菜キムチのカップ充填に充填機を導入すると効率化できる?機械導入のメリットと注意点についてまとめました)
目次
1.チャンジャの充填の機械化が難しい2つの理由
チャンジャの充填を機械化することが難しい理由は、大きく分けて2点あります。
①具材が大きく重みがある
チャンジャは日本にある塩辛と同様に魚の腸が使用されていますが、商品によっては具材のカットが大きく、またコチュジャンやごま油も含まれているため重みがあります。そのためカップなどに均等の量で充填することが難しく、グラム数にも差が生じてしまいます。
②ノズルに詰まりやすい
充填物の具材が大きいと充填機のノズル部分で詰まってしまう場合があります。無理に作業を行うと機械の故障の原因になりかねません。
このように充填物の特性によっては充填機の導入が難しい場合があります。そのため、充填機を導入する前は導入予定の機械を使って、実際に使用する状態と同様の環境で、デモンストレーションを行うすることが大切です。
2.品質を保ったままチャンジャの充填を簡単にする方法とは?
チャンジャのような具材が大きく切れにくい充填物には、カットノズルを使用した充填が最適です。このカットノズルは刃がノズルの先端についており、定量になった時点で具材をカットしてくれるので簡単に定量充填ができ、品質を保ったままの充填作業が可能です。(カットノズルはオプション品になります)このカットノズルを装着できる充填機はハイブリッドピストン充填機(PS703)です。
3.ハイブリッドピストン充填機(PS703)の3つのおすすめポイント
チャンジャの充填に最適なハイブリッドピストン充填機(PS703)のおすすめポイントを3つご紹介します。
①充填速度が速い
充填スピードは最速で1ショット3秒と速いので、作業効率の向上が期待できます。フットスイッチなのでタイミングを合わせて充填物をシュッと素早く容器に入れることができるため、容器のフチを汚す心配もありません。
②充填量を幅広く調節可能
シリンダーが2種類あるので、使い分けることによって230〜700ccまでの充填が可能です。市販の小さめカップから業務用の大袋にも対応できます。
③ピストン方式で品質を保つ
ピストン方式は吸入と吐出を繰り返すだけのシンプルな構造になっています。余分な動きがないので具材を傷めることなく充填が可能です。
充填機メーカーナオミでは、充填物や充填方法に合わせた最適な機械をご案内しています。ご購入前には営業担当が訪問し、実際に製品を使ってのデモンストレーションも行っています。リモート対応も可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。