充填機とはどんな機械?

充填機とはカップや瓶、袋やスパウトパウチなどの容器に充填物を詰める機械です。プリンやジャムなどの食品から化粧水や化粧クリームなどの化学系の充填物まで幅広く使われています。どんな機械なのか簡単にまとめてみましたのでぜひご覧ください。

ドレッシングのボトリングに最適なハンディ計量充填機(6ZR)を紹介しています。

充填機とはカップや瓶、袋やスパウトパウチなどの容器に充填物を詰める機械です。プリンやジャムなどの食品から、化粧水や化粧クリームなどの化学系の充填物まで幅広く使われています。一般的にはあまりお目にかかることはない機械ですが、私たちの生活の中で、実は充填機を使って充填された商品をたくさん使っています。最近では人手不足により充填機を使いたい、異物混入を防ぐために充填作業工程を機械化したいという声が多くなっています。また、作業スタッフの労働時間を短縮するために充填機を導入したいという方もいます。充填機が働き方改革のツールにもなってきています。

充填機は食品工場や化学系の工場で使われることが多いです。工場の中の流れを簡単に説明します。まずコンベアから容器が流れてきます。次が充填機の出番です。充填機の充填開始ボタンを1回押すと、あらかじめ設定しておいたグラムが容器に自動で充填されます。作業スタッフがボタンを押す場合もあれば、センサーが流れてくる容器を感知して、自動で充填ができる機械もあります。充填の工程が終わると、その容器は包装され、出荷される流れになっています。工場見学のシーンを想像していただくとわかりやすいと思います。

いろいろな工場で使われている充填機ですが、充填機にはさまざまな種類があります。充填機の選び方も多種多様です。まず、原料の粘性によって使用する充填機が異なります。プリンやドレッシングなどの液体物は液体充填機を使用することが多いです。ジャムやクリーム、もずくなどの具材が入っている充填物などは粘体充填機を使用します。小麦粉やきな粉などの粉ものには粉体充填機がありますし、大豆やコーヒー豆、お米などの粒体の充填物には粒体充填機を使います。このように充填物の特性ごとに最適な機種は異なります。

次に、1日に充填を行う個数(生産個数)によっても最適な充填機は異なります。例えば、1日の生産が300個くらいまでであれば、手作業または手動充填機を使われているケースが多いです。手作業の場合は漏瑚を使って1つずつ計量しながら充填をします。手動充填機は「チャッキリ」と呼ばれることもあります。チャッキリは自動で計量はしてくれないので、チャッキリを使う場合も計量器は欠かせません。チャッキリは、製造現場がガラス張りになっているお菓子屋さんなどの店舗で使っているシーンを見たことがある方も多いのではないでしょうか?逆三角形になっていて、横についているレバーを押すと、下から生地やクリームが出てくるシーンを見たことはありませんか?あのステンレスの筒状の道具がチャッキリです。

また、1日の生産量が300個以上3000個くらいまでであれば、半自動充填機を使うケースが多いです。半自動とは、作業スタッフが1回ボタンを押すと、自動で容器に充填を行うことができる機械のことをいいます。充填開始ボタンは人が押さないといけないので、「半自動」と呼ばれることが多いです。半自動充填機の中には、おおまかに液体充填機・粘体充填機・粉体充填機・粘体充填機の4パターンがあります。半自動充填機は小型な機械から大型の機械まで大きさも異なります。下記の動画はプリンの瓶詰め充填を半自動充填機で充填している様子です。

3000個以上になると、自動充填機と呼ばれる機械を使うことが多いです。自動充填機はその名のとおり、充填開始〜充填終了までを全て自動で行うことができます。テレビの工場見学シーンで1度に何個も同時充填するシーンと見たことがある方も多いと思いますが、1回で何連も同時に充填をすることができるのが自動充填機の特徴です。また自動充填機の場合は、コンベアだけでなく、深絞り包装機やおにぎりマシーンなどの設備とも連動が可能です。ただし自動充填機は設備費用がとてもかかりますので、1日に何万個何十万個単位で生産をする商品に使います。また、自動充填機の場合は充填機とシール機や包装機がセットになっている機械もあります。下記動画はおにぎりマシンと連動をして、おにぎりの具材を自動充填している様子です。

このように、充填機は私たちの身近で使われている機械なのです。充填機にも色々な種類がありますので、製品ラインナップをご覧になりたい場合は、下記ボタンから製品情報をご覧くださいませ。

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