世代を問わず人気のハンバーグは飲食店やお弁当などでも需要が高く、またスーパーでは、忙しい家庭向けに後は焼くだけの成形されたハンバーグの生地がよく並べられています。ハンバーグの生地は粘性が高いため、小分け作業を手作業で行う場合、手袋に付きやすく、時間がかかってしまいます。また、生もののため変色や衛生面での心配もあります。そこで充填機を導入し、小分け作業を機械化する場合が増えてきています。今回は充填機を導入する際に気をつけておきたいポイントと合わせて、ハンバーグの生地の小分けに最適な充填機をご紹介したいと思います。
目次
機械を導入する際に気を付けること
機械を使う際に気をつけた方が良いポイントは2点あります。1つはハンバーグ生地の品質変化です。ハンバーグ生地によっては機械に通すことで摩擦が起こり、肉の色が白っぽくなったり、味に変化が生じる場合があります。もう1つは機械音の大きさです。エアーを出力する際にコンプレッサーを使用する場合など、充填機によっては機械を動かすときに、どうしても機械の音が大きいものがあります。周囲の環境も確認しておくと良いと思います。
このように、手作業を機械化する際には気をつけるポイントがあります。そのため、充填機を導入する前には機械を使用する現場でデモンストレーションをすることをおすすめします。
実際の原料を使ってデモンストレーションを行うことで、導入前と後でのミスマッチを最小限に抑えることに繋がります。また、店舗の中に製造現場がある場合など、お客様が近くを通る場所で充填機を使用される現場もあると思いますので、機械音が気にならないかをチェックすることも大事なポイントです。
ハンバーグ生地の小分け作業に最適な充填機はオールエアピストン充填機(PSZD)
ハンバーグのタネの充填に最適な充填機はオールエアピストン充填機(PSZD)です。おすすめポイントを3つご紹介します。
①スピーディーに精度高く充填可能
精度は±2㏄とばらつきが少なく、速さは目安として100gをわずか約2秒から3秒での充填が可能です。鮮度が品質を左右するハンバーグの生地を素早く正確に充填できるため、品質の変化を防ぐことができます。(※充填物により異なる場合もあります)
②オールエア駆動なので電源不要
主力可動部やノズルなどの補助可動部もすべて空気の力で動きます。そのため電源が不要で漏電などの心配がなく、水の多い加工場でも安心安全にお使いいただけます。(※別途エアーコンプレッサーが必要です)
③シンプル構造なので洗浄簡単
充填物が通る接液部は取り外し可能です。機械に関する専門知識がなくても、説明書を見ていただければ、簡単に分解・洗浄作業することができます。
充填機メーカーナオミでは、担当営業が現場まで直接お伺いしてデモンストレーションをさせていただいています。充填物や充填方法に合わせた最適な機械を営業担当がご案内させていただきますので、ご不明な点などまずはお気軽にご連絡ください。