最近では山芋(自然薯)や長芋を使った「とろろ」製品を、スタンドパウチやスパウトパウチに充填している商品が増えています。パウチ商品は容器費用やゴミの削減にも役立っており、店舗でも自立して陳列ができるので、お客様からも使いやすいと人気が高まっています。とろろなどの粘性のある充填物は、ベタつくため手作業での充填が大変ですが、充填機を活用すれば粘性のある山芋も簡単にスタンドパウチに袋詰めすることができます。今回は山芋の充填に充填機を導入するメリットや気をつけるポイント、最適な充填機のご紹介をしたいと思います!
目次
山芋の袋詰めを手作業で行うときに気をつけるポイント
山芋など粘性の高い充填物をお玉などですくってスタンドパウチに手作業で充填する場合、どうしても袋のふちに充填物が付着しやすくなります。ふちが汚れてしまうとシール不良によりカビの原因になりかねず、破棄せざるを得なくなるので食品ロスにも繋がってしまいます。これは、企業にとっても地球環境にとってもデメリットとなり、2021年6月に義務化された食品衛生法に記載されている「HACCP(ハサップ)」に沿った衛生管理も不十分になってしまいます。加えて、袋のふちに付着しないようにと慎重に作業を重ねれば、今度は作業時間や人件費などのコストが余分にかかってしまいます。手作業での充填作業は本当に大変ですよね…。
充填機を導入して機械化する際のメリットと注意点
そこで、手作業でのお悩み(シール不良や作業時間など)を解消するには、充填機という機械を導入することで作業を効率化することが可能です。充填作業を機械化することで生産効率が上がったり、充填作業にかかる時間が短縮できたりします。ただ、充填機を導入する際に気をつけたいのは、実際の商品である「とろろ」の充填が可能か、そして品質が変わらないかという点です。
冷凍と通常の状態では粘性が異なることがあるため、冷凍のとろろを解凍した状態では充填ができたのに、できたてのとろろでは充填ができない、またその逆のことが発生する場合があります。また、充填の際にとろろ内の気泡が潰され、食感が変わる場合もあります。そのため充填機を導入する際には、できたて本来のとろろの状態で実際の機械でデモンストレーションをした上で最適な機械を導入することをおすすめしています。
山芋の充填に最適な充填機はパズル充填機(RD703+RU01)
そんな粘性の高い山芋・とろろの充填に最適なのが、パズル充填機(RD703+RU01)です!「とろろ」の充填におすすめな理由を3つ紹介します。
①シャット弁を使うことで液だれを防止できる
オプション品のシャット弁を使うこと、シール不良の原因にもなる液だれを防止することができます。シャット弁は充填ノズルにキャップのように取り付けられるので、お手入れも簡単です。
②家庭用電源の100Vで、省スペースに設置可能
産業機械は200Vの電圧が必要な場合が多いですが、パズル充填機は電子レンジほどのサイズで、電源は100Vで使用可能です。大掛かりな工事をする必要がなく、省スペースに設置することができます。
③分解洗浄が簡単
とろろは乾燥してカピカピになると洗浄も大変で、洗浄が行き届かない不衛生な状態では異物混入の原因にもなりかねません。ですが、ナオミのパズル充填機は部品点数が少ないため分解も容易で接液部は全て水洗い可能です。1人でも簡単に洗浄することができます。
充填機メーカーナオミでは、充填物や充填方法に合わせた最適な機械をご案内しています。お問い合わせをいただいたのち、営業担当が訪問し、実際の充填物を使ってデモンストレーションを行います。冷凍状態でのテストではなく、できたての山芋とろろの状態で充填機をお試しいただけるので再現性の高いデモンストレーションが可能です。まずはお気軽にご連絡くださいね。
参考サイト:HACCPについて(厚生労働省HPより)
製品名 | パズル充填機 粘体仕様(RD703+RU01) |
本体サイズ | W341×H267×D421(mm) |
主な充填物 | ジャム、はちみつ、調理味噌、おかゆ、山芋とろろ、ケーキ生地など |
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